セルライト発生のメカニズム
セルライトは、「ダメージをうけた脂肪組織」
脂肪組織の損傷は3つの要因から起こります。
その3つとは、
1)微小循環障害
毛細血管の血液の流れがうまくいかなくなると、
細胞に酸素や栄養素を届けられなくなり、
細胞も組織もまともに働けなくなってしまう。
2)静脈の障害
静脈血は重力にさからって流れていますが、
ちょっとしたことで流れが滞ると、血液は脚に溜まってきます。
これが長時間つづくと、老廃物や毒素も停滞。
血液中の水分は組織に出て、溜まって、むくみになります。
3)リンパ排液の障害
組織の余分な水分や老廃物は、リンパ管によって回収されます。
これがうまく働かないと、水や汚物が組織内にあふれてしまいます。
ひとつでもトラブルが発生すると、他の2つにも影響がでて、
3つすべての要因がからみあって、セルライトになってしまいます。
たとえば、
静脈に問題があって、血液中の水分が組織に漏れ出しても、
すぐに取り除かれれば、状況はすぐに解消。
むくみにもなりません。
しかし、
漏れ出す水分が急に増え、リンパ系に問題があれば、
水分は取り除かれなく、毒素たっぷりの水分が溜まって、
むくみが生じ、ダメージはますますひどくなるばかりです。
しかも悪いことに、
リンパ管って、もろくて、外からの圧力で簡単に潰れやすく、
リンパの流れも阻害されやすいのです。
この流れが阻害されると、含まれているタンパク質がジェル状になって、
リンパ液はドロドロ状態になって、流れはますます悪くなってしまいます。
微小循環、静脈・リンパ排液のトラブルが重なって、
あなたの下半身にはセルライトがドッカリ居座ってしまうのです。